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2018年 7月 4日 わせぶんが語るわせぶんのこと
毎日溶けちゃいそうなくらい暑いですね! 夏は自分の内側と外側が混ざり合うようで、不思議な感覚になる季節です。
さて、そんなあつあつの空気を切り裂き、せっせと早稲田大学戸山キャンパス(通称文キャン)に毎日通っています。担任助手一年の渡邉です。
本日は、早稲田大学と、私の所属している文化構想学部についてご紹介できたらなと思います。
☆早稲田大学☆
早稲田、西早稲田、戸山、所沢にキャンパスを構える、いわゆるマンモス校です。学部学生は4万人以上。近年は外国人学生も増加しており、多様性を重んじる動きがとてもとても大きくなっています。留学プログラムが多く、留学生と関わる機会も大変多い学校で、渡邉の所属している茶道研究会にもたくさんの留学生がいるんですよ! それから、どうでもインフォメーションですが、早稲田キャンパスでは「ワセ弁」が販売されており、とってもとっても美味しいそうです(私は食べたことないけど)。学校に遊びに来た際には、あるいは皆さんがめでたく入学された際には、食べてみてはいかがでしょうか。
☆文化構想学部☆
戸山キャンパスにあり、同じキャンパスの文学部とは「双子の学部」と呼ばれるほど共通の授業が多い学部です。一年生の間は必修の授業を一緒の教室で受けています! ただ、時々けんかすることもあるようで、「あそぶんこう」とも呼ばれる文化構想学部とは一緒にしないでほしいという声が、文学部の学生から聞こえることもあります(泣)。文キャンはただいま絶賛工事中で、薄汚れた白い壁に校舎が囲われて一見大学なのか何なのかわからない建物になってしまっていますが、完成予想図は大変立派で、ちょっぴり近未来的というか、とにかく皆さんが入りたくなるような姿に生まれ変わる予定だそうです。
☆わせぶんで学んでみて☆
ここで、この夏までわせぶんに通ってみた私から、ちょっとした感想文をお届けします。先ほど述べたように文化構想学部は「あそぶんこう」と呼ばれる学部ですが、実際サボろうと思えばいくらでもサボれてしまう場所ではあると思います。つまり、意欲的に学ぶ「まなぶんこう」と燃え尽き症候群の「あそぶんこう」の学生がカオスの中に混在する感じです。「まなぶんこう」、目指していきましょう! すでに小説を書き始めていたり、俳句や彫刻なんかも作ってみたりしている一年生がたくさんいて、愛すべき変人の集う場所です。皆さんは燃え尽きるために受験勉強をしているのではなく、将来学び良い場所を探しているのですから!
ちなみに文学部、文化構想学部では他の学部のように専門分野にすぐ入るのではなく、一年生のうちは教養科目(文章の書き方、読み方、プレゼンの仕方、第一・第二外国語)を学習するのですが、冒険して二年生以降の授業に参加する自由も与えられています。そんな授業の中で私が特に細胞から惹かれたのは、「文学とジェンダー」という科目です。個性的な、プロの詩人の方が先生として授業をしてくださり、それはもしかしたら授業とは言えないのかもしれませんが、学問的なことに限らず、生徒が普段生きていくうえで必死に考えていることに真剣に、全員で向き合っていく時間がそこにはあります。時々、「私は文学をやりたくてこの科目を取ったのに」と文句を言う学生ももちろんいますが(笑)、そういうところから文学は出発するのだと本当に思います。教室にいる200人は、90分間だけ互いに心を育てあう仲間になれるのです!
早稲田大学には、とりわけ文化構想学部には自由と解放の風が吹き荒れています。細胞の求めるままに多様な学びに触れたい皆さん! ぜひぜひ大学に来てみてください!