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2022年 12月 14日 不安は希望、、、?
こんにちは。担任助手一年の吉野ひかりです。
突然ですが、人間の脳のうち、進化の過程で最も成長したのは脳の前頭葉です。ロボトミー手術は、不安や抑うつを取り除き、統合失調症の画期的な治療法として一躍脚光を浴びました。たしかに、前頭葉の一部を切り取ると、統合失調症の興奮症状が鎮静化するのです。しかも、側頭葉や頭頂葉がつかさどる言語能力や計算能力、つまり「知能」には影響しません。
しかし!!前頭葉のある部位に損傷が起きると、いっさいの不安がなくなる代わりに、「後々のこと」について考えることができなくなるという症例が多数出てきたのです。
ロボトミー手術の事例から言えるのは、不安がなくなると将来への希望がなくなる、つまり「希望と不安は表裏一体」だということです。
共通テスト本番が近づいてきて不安になっているはずですが、不安になってしまうことに対してネガティブになりすぎなくていいと思います。不安になっているなら、希望もあるということです。
不安を希望と表裏一体のものとして考え、希望に転換し、勉強を続けていってほしいです。応援しています。
(そんなことを言われても不安がなくならないと思うので、誰か友達や担任助手、家族などに不安を話してみてください!話すとスッキリするかもしれません。)