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2022年 5月 13日 最終ブログ 石川
こんにちは。担任助手の石川です。2年間担任助手をやってきましたが、いよいよ最後のブログとなりました。この間大学入ったと思ったのに本当に時間が過ぎるのは早いです。
今まで色々なことを書いてきましたが、今回は最後なので大学に入ってから変わった価値観について書いてみようと思います。高校生の皆さんからしたら今からその話されても、と思うかもしれませんが、大学でやりたいこととか考えるときにひとつこういう視点もあるんだなぁくらいに読んでくれれば幸いです。
①大学は手段に過ぎない。
上手い言葉が見つからず、こうなってしまいましたが、大学そのもの(言ってしまえば学歴)が手段、というよりも大学の授業が手段、ということです。
誰にでも当てはまるように言うとすれば、自己実現のための手段です。
とはいえ、私が今通っているのは文化構想学部で、それが将来なんの役に立つのか、と思う人もいるでしょう。
わたしも分かりません。今は将来この分野で役立つからこの授業を受けようとか考えているわけでもないです。
ただ、大学で学んだことはどこかで自分の価値観を形成したり、新たな視点を与えてくれたりします。だから勉強は面白いし大事なんです。
私は大学に通っていながら碌に授業に参加していない人は大学に通う意味がないと思っています。それなら高卒で就職した方がよっぽど有意義な人生になるのでは、と。
たしかに授業によって肩入れの仕方を変えるのは必要かと思いますが、卒業のためだけに授業をとって先輩から過去問もらってテストを凌いで、ではなんの意味もありません。
このブログを見てくれている人の多くは勉強しようと思って大学に入るはずですが、いざ蓋を開けるとそういうことを平気でやっている人がゴロゴロいます。
その波に呑まれるのではなく、今後も勉強の意味を見失わないでくださいね。
②付き合う人を選ぶべき。
もちろん恋愛的な意味ではありません。笑
以前は、誰とでも仲良くしなければいけない、とか、ソリが合わない人からそれだけの理由で離れてはいけない、と思っていました。
しかし、どういう環境で誰と一緒にいるのかは人生において非常に大事な部分です。
朱に交われば赤くなる、といいますよね。
自分の理想像に近い人と一緒にいれば自分もその人に似てくるし、逆に理想像とは違う人と一緒にいればその人に似てきます。
合わない人とどうしても一緒に作業をしなければいけない場面はありますが、必要以上に親しく接する必要はないと思います。
こういう言い方はあまりよくないかもしれませんが、その人といることで自分に何かポジティブな影響がある人と一緒にいるべきだなあ、と最近は思うようになりました。
受験においてもそれは同じで、受験なんて適当にやってどっか受かれば、と思っている人と一緒にいて勉強に身が入る人は少ないでしょう。逆に、死に物狂いでやっている人と一緒にいたらその人に影響を受けることは少なからずあるはずです。
だから、誰と仲良くするか、で人生は大きく変わるはずだと私は思います。
③自分がやりたいと思ったことは臆せずやる。
大学に入ると、今までみたいに自分の身の回りについて誰かに決めてもらうことはグッと減ります。
自分で背負うものも大きくなりますが、その分自由がききます。(まあ、背負うものが大きいと言ってもまだ失敗が許される時期かなあ、とも思います。)
バイトをすればある程度の金銭的な余裕も生まれます。
一人暮らし、留学をしたいなど、本当に大きなお金が動くときは保護者の方に頼らなければいけないので自分だけで決めることはできませんが、たくさん美術館や映画館に行って芸術の知識を深めたいとか、いろんなところに旅行に行って郷土文化に触れたいとか、専門的な勉強をしたいとかは自分次第で実現できます。
やりたいことはどんどんやるべき。今までで1番自由にできるし、自由に時間を使えるのは大学生がラストです!
お金貯まってから、じゃなくて、お金がなくても今ある分でできることはなんだろうって考えられると豊かな人にもなれるのではないでしょうか。
趣味の範疇であれば、やってみて違うならその時にやめてしまえばいい。同じように与えられているはずの時間をどう過ごすかが大事なのかな、と思います。
以上が私が大学生になって考えたことです。
さて、これまでのブログで偉そうに色々と書いてきましたが、私は理想を語っていたまでだと思ってください。私自身、大学に入ってから何に対してもやる気が出なくて1日ゴロゴロしていたり、授業に出なかったりした日もありました。高校の時に朝体が動かなくて学校を休んだことも何度もあります。受験という過酷な状況だからこそ、心身が壊れそうになった時は理想を捨てて自分を守ることが必要であることも最後に書いておきたいと思います。
最後に言いたいことをつらつらと書いてしまいましたが、本当に今までありがとうございました。またどこかで。