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2019年 3月 11日 受験生物でお困りのあなた!ちょっと覗いていって♪

 

お久しぶりです。担任助手2年の青島です!

みんなもう知っていると思うけど、3月前半は各科目の勉強法の紹介ですね。

僕は数学が絶望的に苦手だし、

英語もこれと言って自己流の勉強法はなかったし、

理系だから国語や社会は文系の先生方にお任せするとして、

自信を持ってブログに書ける科目が生物と化学しかありません(´;ω;`)

2つ書くと長くなってしまうので本日は生物に焦点を当てたいと思います。

生物選択の人は理系の中でも少数派になると思いますが、

しばしおつきあいください。

 

生物を勉強している受験生の悩みは

だいたい

「参考書は何を使えばいいんだろう..」

「どの分野から始めて、どのくらい覚えればいいんだろう」

「インプットばかりしてるけど問題演習はどうすればいいんだろう」

だと思うんですね。

 

まず参考書は何を使えばいいか

僕のオススメは資料集につきます。

写真や図が大きく載っている点で、普通の参考書や教科書と異なりますね。

オススメの資料集は『スクエア生物 第一学習社』です!

情報量・イラストの分かりやすさが一番優れていると思います。

 

生物は意外と抽象的な現象が多いんです。

目に見えない極小世界で起こる現象

 

例えば

DNA→RNA→タンパク質の流れ(所謂セントラルドグマ)

グルコースから始まる呼吸代謝の分子的な流れ

細胞性免疫と体液性免疫におけるリンパ球の動き・働きの違い

 

どれも分子レベル・細胞レベルのミクロな現象です。

大きいイラストやフローチャートで現象の全体像を把握しないと

根本的な理解は不可能でしょう。

教科書の文章説明ではあまりにも無理があります。

 

まず資料集のイラストを頭に焼き付ける。

そして焼き付けたイラストに自分で解説を加えていく。

そうすると説明ナレーション付きの動画が頭の中に流れるはずです。

 

各分野でこれを繰り返してください。

この勉強法が最も効果を発揮するのは

国公立の記述問題を解くときです。

頭の中の動画に沿って、アウトプットするだけなのですから。

 

次にどの分野から始めるべきか

僕は

遺伝子・タンパク質の合成発生体内環境

この4つを先に片付けるべきだと思います。

 

遺伝子・タンパク質の合成はそもそも現象理解が難しいのと

生物独特のカタカナワードが多くあります。

メンデルの遺伝計算も修得に時間がかかります。

 

発生学は体細胞分裂と減数分裂の理解に時間をかけるべきでしょう。

そもそも『遺伝子』『DNA』『ゲノム』『染色体』などの定義を説明できますか?

全部違いますよ。基礎的な単語の定義が分からなければ話になりません。

 

体内環境は少し身近な話なので手が付きやすいかも。

でも酸素解離曲線や腎クリアランス・浸透圧の計算は練習しないと難しいです。

 

最後にアウトプットのお話し

高3の夏まではひたすら資料集を使いながら学校や東進の授業を受けてください。

その間セミナーや重要問題集をコツコツ演習してもらって構いません。

というかしてください。

 

夏休みはセンター演習と記述・計算問題を扱った問題集に取り組んで下さい。

個人的には

『大森徹の最強問題集』や『標準問題精講 生物』などがおすすめです。

秋口からはこれらの問題集を進めつつ、赤本演習に入ってください。

もちろん資料集を使ったインプットは本番当日まで続けてください。

 

以上生物の勉強法でした!

明日は坂口先生です。何を教えてくれるのか楽しみですね!