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2019年 10月 30日 過去問の復習、きちんとできてる?
みなさん、こんにちは。
担任助手の小林穂乃佳です。
今日は、高3生を対象に、過去問の復習についてのブログを書きたいと思います。
みなさん、過去問の復習、きちんとできていますか?
期限までに終わらすことも大事、どんどん進めていくのも大事、数をこなすことももちろん大事です。
でも、それ以上に何よりも大事なのは、質の良い復習をきちんとすることです。
今少し、自分の過去問の復習の仕方を振り返ってみてください。
その復習の仕方で、本当に点数は伸びますか?
とりあえず進めることが目標になっていませんか?
過去問を解く際に難しいことは考えなくて良い、どうすれば点数が上がるのかということだけを考えてください。
とはいえ、そんなの簡単に思いつかないと思います。ということで、私が受験生時代にどんな復習をしていたのか(数学)を以下に書きたいと思います。ぜひ参考にしてみてください。
①まず、過去問を解いたら、時間が足りなくて解ききれなかった際は、解答用紙ではない裏紙に続きを解きます。
私は、過去問の役割のうちの1つは、出来ない部分を見つけることだと思っていたので、完全にその問題が解き切れるか、又は詰まるところまで解きました。
②次に、解答と照らし合わせながら、出来なかった部分を明確化します。
その問題が解ききれないということは、何か解けない理由がそこにあるということです。その理由を、なんとなくこれが出来ないなぁと終わらせてしまうのではなく、きちんと文章化します。
③次に、解答を読んでも理解できなかった部分や、イメージが湧きにくかった部分の解説授業を見ます。
昨年まではみなさんと同じ、東進の高3生であった私から言わせて欲しいのは、過去問の解説授業の質がとてつもなく良いということです。
その問題の解答だけでなく、その大学の傾向であったり、類題の解き方であったり、今後のためになることが本当に多いです。
ただやはり、時間がかかってしまうのは事実なので、例えば自分の苦手分野だけ見るとか、私のように解答を見てもわからなかった部分だけ見るとか、時間との兼ね合いはきちんと考えて欲しいなと思います。
④次に、できなかった部分を、過去問分析シートにまとめます。
⑤そして最後に、そのミスを抽象化(一般化)します。
私は、これが最も大事な工程だと思っています。
④までのことを行ってできるようになるのは、その問題だけです。本番の第一志望の問題には絶対にその問題は出ません。その年の問題を全て解けるようにしたところで、本番に必ず全問解けるかと言ったら絶対に違うと思います。
そんなところで私が考え出したのは、ミスを抽象化(一般化)するということです。
例えば、以下のように考えます。
図形の問題で、角度θに着目して解くということが思いつかなかった。
→どうやったら、角度θに着目できたんだろう?
→図が小さくて、図中の角度θの大きさが小さかったから、気づくことができなかったんだ!
→抽象化(一般化):図をもっと大きく丁寧に書こう。
少しアバウトになってしまいましたが、上のような感じで考えるのが良いかと思います。
1.その問題の自分の問題点を見つけ出し、
2.ほかの類題でも役に立つような目標をみつける。
1回の過去問でこのようにまとめておくと、入試の直前に役立ちます。入試直前、過去問研究シートを1枚目から全て読むことはできないと思うけど、抽象化(一般化)したやつを全て見直すくらいはできると思います。
今回は私の数学の復習の仕方について触れましたが、おそらく大学に現役で受かってきた担任助手ならみんな、このような、過去問を復習する際にしていた特別なことが存在すると思います。
過去問どう復讐すれば良いかわからないというあなた、ぜひいろんな担任助手に相談してみてください!
お待ちしております!!