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2019年 5月 3日 受験勉強を通して
こんにちは.担任助手の渡辺です.
ゴールデンウイークの勉強は進んでいますでしょうか.
これまで20回くらいブログを書いてきましたが,今回が最後のブログとなります.
今回は,私が受験を通じて得たことを書こうと思います.
受験を通じて得たことは,本当にたくさんあるので,その中でも二つ話そうと思います.
一つ目は,ある物事に対して,計画し,実行できるようになることです.
言い換えるなら,目標から逆算して日々を過ごせる人間になるのかどうかということです
例えば,ある問題集を,一週間で20ページ解かなければならないとしましょう.
1日に2ページ解いて満足しているAさんと,
1日に3ページ解いて何とかノルマを達成できたと思っているBさんとでは,
目標を達成する力に歴然とした差があります.
漠然と日々の勉強をこなしているだけでは,この能力はつきません
この能力は,受験においてはある程度の差は生みますが,
より大きな差を生むのは大学以降だと思います.
4年間をかけて,どう自分が変われるか,どんな能力がついたか,
いくつのことが出来るようになったか.
受験以外でも育むことのできる能力ですが,
その能力がないのであれば,受験を通じて育む必要があると思います.
二つ目は,何かを習得する能力がつくことです.
多くの受験生が,三科目以上の勉強をするはずです.
その三科目に対して共通することと,共通しないことがあるはずです
各科目に対して,どう勉強していくのが最も効率がいいか,
どうすれば試験で高得点が取れるのか
ある科目で通用した勉強法が,他の科目に通用するか否か
考えて,実行するのは非常にいい機会となるはずです.
特に,「考えるべきこと」と
「考えずに人に聞いたり,本を読んで理解すべきこと」の
区別が出来るようになるのは,非常に大事です.
これから生きていく中で,数多の本を読むことでしょう.
その中で,その筆者の主張と,客観的なデータの違いが判らなかったらどうなるでしょう??
論文の画期的なアイデアの部分と,過去の文献からの引用の部分を,
判断できなかったとしたらどうなるでしょう??
受験勉強は通過儀礼的に,何も考えずに終わらせることもできますし,
現実問題として,受験生の段階で人生をしっかり考えている人は少ないです.
ただ,大学に行くということは,これからも勉強が続くということです.
4年間もやりたくない勉強をするのは,時間の無駄であり,苦痛な時間を過ごすはずです.
進路について何も考えていない人こそ,来る4年間の大学生活を想像して,
進路を決定して,楽しんで受験生活を過ごしてみてください