ブログ
2021年 2月 14日 「勝者」とは(精神論的なお話です)
こんにちは、担任助手1年の片倉 悠希です。
2月も今日でちょうど折り返しですね。2月というのは学年問わず「勝負」の時期です!
受験学年は個別試験の真っ只中という人も多いはず。泣いても笑ってもあと少しです。最後までベストを尽くしてほしいと思います!
そして低学年にとっては新学年まであと少しといったところで節目の時期です。同日試験でモチベーションが高まり、やる気に満ち溢れていた人も多いと思いますが、「継続」できてますか?
新学年まで残り1ヶ月半です。ここで再度気を引き締めて、新学年にいいスタートを切れるようにしていきましょう!
ところでみなさん
先ほど2月は勝負の時期と言いましたが、勝負事に必ずついてくるものは何でしょう?
そう、「勝ち」と「負け」です。これは残酷なことにどんな勝負事にも必ずついてきます。
受験という勝負においてもそうですよね。
志望校に合格したら勝ち、そうでなければ負け。
勝敗というのはこのように「結果」としても現れてくるものです。
当然みなさんは受験において結果としての「勝利」を手にするために、高校生という素晴らしい青春の期間にひたすら机に向かって勉強に取り組んでいるのだと思います。
でも残酷なことに、どれだけ頑張っても
結果論的に言えば負けるときは負けます
かなり厳しいことのようですが、これが事実です。
先月のブログで自分の部活時代の話をしましたね。
結果的には全国レベルの強豪校に惜敗という形で引退しましたが、引退式のときにエースの子が
「どれだけ頑張っても敵わない相手がいるということを思い知った」
といっていたことが今でもすごく印象に残っています。
彼は野球センスが抜群に良くて、投げる球もすごく速く、正直もっと上のレベルの学校でも余裕でエース番号を取れるほどの実力はあったと思います。
そんな人からでもこういう言葉が出てくるときもあるんです。
勝敗という結果は本当に残酷なものですよね。
しかし本日皆さんに伝えたいのは受験が残酷な勝負の世界だという話ではありません。(もちろんそうであるとは思いますが)
ここまでの話の中で僕が仕切りに使っていた言葉ってなんだかわかりますか?
「結果」というワードです。
「結果としては」とか「結果論的に言えば」とか使ってますよね。
これが本日伝えたいことに大きく関係しているのです。
みなさんは「勝者」と聞いたらどんな人のことを思い浮かべますか?
おそらく試合に勝った人とか、受験においては第一志望校に合格した人とか、そういう人たちのことを想像すると思います。
もちろんそれも正解です。結果として見える形で「勝利を手にしている人たち」なわけですからね。
でも僕の持論としては、
結果としての勝利を手にした人達だけが勝者というわけではない
と思うのです。
「勝利」という最高の結果を求めて勝負しているわけですから、当然結果も大事です。
しかし、勝利には 運 も左右してくるものだと思います。
受験なんて特にそうですよね。
自分の得意な分野が多く出ることもあれば、苦手な分野が多く出ることもある。
咄嗟の閃きが来るときもあれば、いくら考えても全然思いつかないときもある。
結果なんてそんなものなんです。
だからこそ僕は結果よりも
「今まで歩んできた過程」
を大事にするべきだと思ってます。
先ほども言ったように、結果には運がつきものです。
ですが、過程というのは嘘をつきません。
自分のなかの邪念や周りにある様々な誘惑に打ち勝ちながらひたすらに勉強し続けた、という過程。
後になって振り返ったときに自分のなかで後悔が残るように過ごしてしまった、という過程。
これらの過程は紛れもなく真実です。そこに運などの要素はありませんよね。
よって、僕のなかでの勝者の定義は
「自分の過ごした過程に納得できた者」
というものになるのです。
よく「己に勝て」とか「自分に負けるな」という言葉を耳にすると思うのですが、これらって結局こういうことなのではないでしょうか。
たとえどんな結果に終わっても、その時点の自分がそれまで過去の自分が歩んできた過程に本当に納得できるのであれば、それは間違いなく「勝利」だと思います。
結果としての「勝者」になるには運の要素もかなり必要にはなりますが、この意味での「勝者」になるのは自分の行動次第で可能です。
現に僕は前述のように高校野球において結果的には「敗者」になっています。
でも僕自身が過ごした野球生活になんの後悔もしてないし、終わった瞬間は達成感に満ちていました。
なぜかは先月のブログを見ればわかるのではないかなと思います。
その際も語りましたが、あの3年間は本当にいまでも最高の財産です。
もちろん野球だけじゃないです。
約1年前のセンター試験。結果的には完全に負けました。
ですが「なんのために勉強してきたんだろう」とはならなかったんです。
もちろん終わった瞬間はそういう気持ちにもなりましたが、今となってもあの日々に後悔はないし、逆にあの経験がなければしょうもない人間になっているだろうなと思います。
このように僕は高校時代にたくさんの挫折を経験しましたが、今となってはあそこで這い上がって「勝者」になることができたあのときの自分に心から感謝しています。
(大学生活も負けないぐらい頑張らないと、、、)
さて新高3生のみなさん!!!
みなさんも1年後には大勝負を迎えているということになります。もうそういう時期です。
先ほども言いましたが、皆さんは今第一志望校合格という「結果としての勝利」を目指して勉強している最中だと思います。
しかし、自分との闘いで勝者になれないような人が、結果としての勝利も掴めるはずなどありませんよね?
だって自分自身の軌跡に納得できてないわけですから。
自信を持って本番の試験に臨めるはずもありません。
この一年間、様々な挫折やしんどい時期もあると思います。
でもそのような時期に「自分に勝つ」ことを繰り返していくことで、結果的にも勝利を掴み取れるのだと僕は感じています。
もう勝負は始まっていますよ!!!
今からでも遅くないです。
本気になって勝ちにいきましょう!!!
そして受験生のみなさん
国公立二次試験まであと13日というところで、既に全ての受験を終えた人もいればこれから受験の山場を迎える人もいることでしょう。
もう一度言いますが、全て終わって振り返ってみたときに「全力を出し尽くせた」と感じられれば、それは立派な勝利です。
もちろん結果が出てこそ「今までの血の滲むような勉強の日々が報われた」と感じることができるのでしょうが、この経験は必ずこの先の人生に活きてくるはずです!!!
(僕もみなさんとは1年しか変わらないので偉そうなことは言えませんが)
ここまで努力することができた自分を誇りに思って、次のステージへ羽ばたいてほしいと思います!!!
これが僕からのみなさんへのラストメッセージです。
まだ試験が残っている人は、最後の一瞬まで全力で!
精一杯力を出してきてください!!!
P.S. 今日はバレンタインデーなんですね!
昨年まで6年間男子校で育ったので、人生においてほぼ無縁なイベントです笑
少しでも何かいいことがあるといいですね!!!