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2023年 3月 5日 受験生に向けての最後の言葉
みなさん、こんにちは、担任助手1年西村です。
ここ最近ブログの感想をもらうことが増えています。感想をもらうと「読んでもらえているんだな」という気持ちになって、
ブログに対するモチベーションが上がり、ブログをより楽しく書けるんです。感想をくれる生徒のみなさんありがとうございます!
今回は受験生が読んでくれるのが最後だと思うので、進路に対しての自分の考えを伝えて1年間の受験生向けブログを終わります。
東進を卒塾してからも、「あの人こんなことブログで書いていたな」とたまに思い出してくれると嬉しいです。
このブログを書いているのは2月12日、自分が通う文化構想学部の入試の日です。自分はこの日のおかげで、今東進で働くことができて、今早稲田でダンスを楽しむことができています。
しかし、早稲田に通ったこの1年間の経験で、良い意味でも、悪い意味でも自分の中の進路に対する考えも大きく変わってきました。
今回は自分に影響を与えた人たちの事例を2つ紹介しながら、自分の考えを伝えていきたいと思います。
このお話の大前提にあることとしては、自分は怠惰な大学1年生を送ってしまったということです。
東進とダンスには十分に打ち込めたと思いますが、本業の学業の面ではおろそかにしてしまった部分が多々あります。
一方、周りにはこの1年間で急成長を遂げて、いつの間にか自分の手が届かなくなってしまった人がたくさんいます。
結局は学歴はある程度までしか関係ない、大学、その後の社会ででいかに頑張るかが大事だと痛感させられました。
早速そんなことを教えてくれた人たちを紹介していきましょう。
1つ目の事例は自分の両親です。
父親は東大の理系、建築士の資格を持っています。一方の母親は女子大出身、大学ではフランス語の勉強をしていました。
そんな両親ですが、自分が小学1年生のときに離婚し、それ以来、母親が女で一つで育ててくれました。
正直父親に関する記憶はあまりないです。たまにドライブに連れて行ってくれたり、公園で遊んでくれたりしたことぐらいしか覚えていません。
後から聞いたことですが、東大のプライドに固執し続け、母親との価値観がすれ違い離婚に至ったようです。
一方の母親、自分たち3人兄妹が幼いときは仕事から離れていましたが、3人兄妹全員が小学生に上がったタイミングで仕事に復帰。
大変なはずですが転職を繰り返しながらステップアップをし、最終的には正社員にまで上り詰めました。
東進で働き始めて思うことですが、今まで働いていた環境とは全く異なる場所で40を過ぎてから正社員にまでなるのは並大抵のことではありません。
学歴的に父親の方が優れているのは疑いの余地がありませんが、その後の生き方としては母親の方が努力をしていると思いますし、自分は尊敬をしています。
2つ目の事例は自分の高校時代に好きだった人です。
この人は自分が高校3年生のときに誰よりも時間を一緒に使った人だと思います。その分、自分の高校3年生のときの勉強量は周りに比べて足りない状態でした。
それで乗り切れるほど受験は甘くないのが実情です。
自分は何とか踏みとどまれましたが、この人は夏頃までは受験・大学の意味を見出せず、危機感を感じ始めたときにはすでに遅かったです。
最後の最後まで頑張ってはいましたが納得のいく結果は得られず、今は女子大に通っています。
自分も同様のタイプなのですが、この人は目的意識を持ちにくいタイプで、大学に入学した当初もその大学に通う意味を感じないといった話を聞いていました。
この人とは夏頃から疎遠になっていましたが、この前久しぶりに連絡を取りました。
あんな人が変わったというと失礼ですが、自分は相手の成長度合いに驚かされた記憶があります。
入学直後に散々言っていた意味を感じないという姿勢からは打って変わり、しっかりと将来のやりたいことを見つけてそれに向かって努力をしていました。
かたや自分の方は大学にコミットできず、怠惰な大学生活を送ってしまっています。
受験勉強は自分の方が成功しましたが、その後の大学生活の中で埋めようのない差をつけられてしまったように感じました。
上の2つの事例からもわかるようにどこに進むかなんて関係ないです。
学歴の差を感じる機会が今後全くないと言えば嘘になりますが、大事なのは大学、その先の社会で自分が何をするかです。
今日は3月5日、私大志望の人は結果が出て各々が違った感情を抱いていて、国公立志望の人は明日の合格発表に向けて不安な気持ちでいっぱいだと思います。
ますは思い通りの結果が得られた人に向けて。
合格おめでとうございます、この1年頑張ってきた結果が合格という形で返ってきて非常に良かったと思います。
大事なのはここから何をするかです。楽しむのは大事ですが、最後の貴重な4年間、後悔のないように、何か得るものがあるように充実した大学生活を送ってください。
残念ながら思い通りの結果が得られなかった人に向けて。
1年間お疲れ様でした。不合格はあくまでもこの1年の頑張りの結果ではなく時の運です。自分を責めるのではなく、1年間頑張った自分をねぎらってください。
しばらくはこの自分に納得できない日が続くとは思いますが、それも3か月ぐらいたてば忘れられ、新しい集団の中で自分なりに楽しめるはずです。
これからも今まで以上に頑張って、自分が行きたかった大学に行っている人たちをいつか見返してやりましょう。
1年間受験生のみんなにはお世話になりました。
みんなと接することで、東進で働くモチベーションが生まれましたし、みんながいたからこそ、ここまで続けることができました。
色々得るものがあって、学ぶものがあって良い1年間だったかなと個人的には振り返って思います。
ブログも読んでくれた人はありがとう!
これからも活躍を応援しています、1年間ありがとうございました。
担任助手1年 西村岳