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2022年 3月 5日 2022年東進ハイスクール吉祥寺校現役合格速報3月3、4日版!
吉祥寺校の受験生、おめでとう!!
2022年 3月 3日 【東進・吉祥寺校】大躍進!!後輩の皆さん!先輩に続いてください!
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2022年 3月 3日 受験生へ
先日、とあるときに高校時代の自分について話す機会がありました。
僕が高校のときに野球をやっていて(というかほとんど野球しかやっていなくて)、高校野球を通して人生最高の思いをしたというのは過去のブログで話している通りです。
高校時代の話と言われると野球の話がほとんどなので、そのときもなんともなしに高校野球の話をしました。
自分で言うのもなんですが、僕の高校野球人生は本当にシナリオがうまくできすぎていて、作り話なんじゃないかって思うときもあるんです笑
(ここでいう「シナリオがうまくできている」というのは、「挫折」と「苦悩の日々」「挫折からの立ち直り」「最高のフィナーレ」がすべて揃っているということです。)
誰かに話す度に当時の自分に感情移入してしまい、ついつい熱く語りすぎてしまうのです。
そして、その度に自然と目頭が熱くなってくる感覚が自分を襲ってきます。
(いまこのブログを書いてる瞬間も少し目頭が熱くなってます笑)
きつかった当時の記憶や、自分の責任で勝てる試合を落として本気で野球を辞めようか悩んだ日のこと、それ以降自分自身に鞭を打って自分の限界まで野球と勉強の両立(野球重視でしたが)に打ち込んだ日々、最後の大会で打ったホームランの放物線とスタンドの大歓声、最後の試合で強豪相手に最後まで競り合って負けたときの達成感と少しばかりの寂しさから出る涙。
引退してから2年半経ったいまでもすべて鮮明に覚えているものです。
受験を終えた受験生のみなさん。
みなさんもいま、自分自身の受験生活というものを振り返っていることかと思います。
自分の思うような結果が得られた人、第一志望校の結果がまだ出ていなくて不安と期待が交錯しながら日々過ごしている人、第一志望校に合格することができずに虚無の感情に苛まれている人、第一志望校にこそ合格できなかったけれど自分の過ごしてきた受験生活に対して堂々と胸を張ることができるという人…
結果がつきものの世界には、その勝負が終わった瞬間から様々な心境を抱える人が存在するものです。
もちろん、良いシナリオではなかったという人も多いでしょう。
しかし、
君が歩んできた道は、「君でしか作ることが出来ない最高のストーリー」です。
これはいつになっても決して色褪せることはありません。
20歳になっても、たぶん30,40,50歳になっても、この生活を通して得られた経験は忘れることはないと思います。
それぐらい、何かひとつのことに自分のすべてをかけて挑戦し続け、それをやり遂げることができたということは素晴らしいことです。
合格したときの喜び、合格できなかったときの悔しさ、、、
将来いつになっても感情移入して思い出に浸れるようなものなら、本当の本当に本物の努力だと思います。
そのときの感情を常に胸に抱きながら、この先の人生も歩んでいくべきです。
いざというときに自分を奮い立たせてくれるのは、極限まで努力して得られたときのそういった感情だと僕は思います。
次のステージに進む前に、自分の作り上げたストーリはどんなものだったか考えてみてください。
そして、ここまでやり遂げられた自分を肯定してあげて、前を向いて堂々と次のステージに進んでいってもらいたいと思います。
そして最後に
次のステージでも「最高のストーリーの続き」を作り続けてください。
大学受験というものに関しての結果に一喜一憂しすぎて、夢半ばのところで燃え尽きてしまっては本末転倒です。
これからはお互いに大学生として、未来を担うひとりの若者として、さらなる高みを目指してこの先も努力を続けていきましょう!
卒業おめでとう!
そして、ここまで本当にお疲れ様でした!
2022年 3月 1日 2022年3月1日東進ハイスクール吉祥寺校合格速報⑤
2022年 2月 25日 プレゼン好きだった私の生徒
3年前、私の担当していた生徒の中に面白い人が居ました。
週1回のグループミーティングのときに毎週必ず、自分が取り組んだ数学の難問の解説プリントを自作して持ってくるのです。B4用紙一面に、ときには両面に渡ってびっしりと解説を書き、わざわざ校舎近くのコンビニで人数分コピーをしていました。
そしてグループミーティングのメンバーに問題の概要、解答方針、自分が工夫したところ、苦戦したところを楽しそうにプレゼンするのです。その語り口が実に楽しそうで、しかも解説がわかりやすいので、私も含め全員が感心して聞いていました。
高3になり入試期に突入するとグループミーティングは一旦解散します。しかし彼は解散後も、かつてのグループミーティングの時間に私を呼び出し、私のために解説を作って授業をしてくれました。それを知ってか知らぬか他のメンバーもときどき集まって、入試期でもプチグループミティングを勝手にやっているというような光景がありました。
そんな彼は医学部に合格し、夢に向かって勉強しています。
当時彼の様子を見ていた私は、時間がない中でよくまあ毎週のように手の込んだことをするものだと面白がっていただけなのですが、いま振り返ってみると彼の行為の本質に私は気づいていませんでした。
彼は人に教えることで勉強をしていたのです。アウトプットすることで自分の記憶を整理し定着させるということを大胆にもグループミーティングの中で実践していたのです。
思い返せば、グループミーティング後、ホームクラスに戻って勉強している彼の手元を後ろからこっそりチラ見すると、配ったプリントに何か書き加えたりしていることがありました。おそらく、自分が説明する中で見つけた矛盾や曖昧な部分を点検していたのだと思います。きっと彼にとってはグループミーティングでのプレゼンが最高の勉強の場所だったのです。
みんなが勉強になる、でも実は当の本人が一番勉強になる。だれも損はしてないけど、一本取られたなあと3年越しにひとりで苦笑いしてしまいました。
2月13日の朝日新聞「受験する君へ」というコラムで脳科学者の池谷裕二さんがアウトプットの意義について以下のように述べています。
「(前略)入力した内容を思い出すプロセスも重視します。古代からさまざまな勉強法がありますが、出力による定着に勝る方法が今のところ見つかっていません。勉強したことを周囲に説明してみてください。意外と、わかっていたつもり、にとどまっていることが少なくありません。試験で大切なことは、どれだけ思い出せるか、です。出力は記憶の定着だけでなく緊張への耐性を生みます。たとえば音楽は出力の練習です。ピアノで言えば、頭の中に入っている音楽を指を通じて形作ります。コンクールの本番では緊張し、頭が真っ白になっても弾けてしましまいます。出力の練習をしているからです。」
吉祥寺校には音読スペースがあります。そこで英語長文の音読や理科・社会科目のセルフ授業をしている生徒が去年はたくさん居ました。今年はその姿が少ないように思います。
恥ずかしがらずに大きな声を出してアウトプットをしてみてはどうでしょうか。
高速基礎マスターは最高のアウトプットコンテンツです。毎日続かない、やる気が出ないという人は、池谷先生の言葉を踏まえてその意義を今一度考え直すべきだと思います。
アウトプットは疲れるし、それを毎日続けることは険しい道のりです。しかしそれをやりきった先に見える景色はまた格別でしょう。
今度、プレゼン好きの彼に会ったときは当時の彼の考えを聞いてみようと思います。私の予想が当たっているといいのですが、、