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ブログ 2021年02月の記事一覧

2021年 2月 23日 成長

 

担任助手1年の原井です!

 

暖かくなってきたと思いきや、またまた寒い日が続くみたいですね、、

しっかり睡眠と栄養をとって、体調には本当に気をつけて過ごしてくださいね!

 

さて、低学年のみなさん。

ここ1,2ヶ月は校舎の雰囲気が違うなと感じた人も多くいるのではないでしょうか。緊張感が漂っていたと思います。

これが、現高校1年生の約2年後、現高校2年生の約1年後のみなさんのなるべき姿です。

一生懸命勉強してきた分だけ、試験当日緊張してしまうかもしれない、合否に左右されてしまうかもしれない。

でも、それは試験当日まで一生懸命勉強した人だけが得られる感覚です。

私は、皆さんにこの感覚を味わえるようになってほしいです。

 

ここからは私の話になります。

まず、私は、試験当日まで一生懸命に勉強したと言い切ることができます。第一志望の過去問は少なくとも40年分、第二志望(早稲田大学文学部)を合わせたら60年分を超えるでしょう。単元ジャンルは約800題近く。かなりの演習量を確保できた自信があります。英単語のマスターは試験当日も含め絶対に毎日やる。日本史ももちろん毎日やる。

このように自分のできる限りのことは全てしました。一生懸命に、全力で。今までの人生(18年しかないですが笑)の中でいっっちばんがんばりました。

約1年前、第一志望だった早稲田大学文化構想学部の合格発表の日のことをすごく覚えています。

正直、試験当日の手応えは全くありませんでした。もちろん、受かった自信なんて全くもってありませんでした。不合格だろう、と思っていました。

自分の中で「不合格」という文字がスマートフォンに表示される覚悟はできていました。

覚悟はできていたはずなのに、実際その文字を見た瞬間は唖然としてしまいました。

そして、その文字を見た数分後、当時の担任助手に報告をしたときには涙がとまりませんでした。自分でも涙が出るとは思っていませんでした。

今まで一生懸命勉強してきたのに、ダメだった、足りなかった。すごく悔しかったです。

第一志望、第二志望は不合格でしたが、受験勉強を通して私は人としてかなり成長することができました。

 

たしかに、受験結果は重要です。しかし、私はどれだけ頑張ることができたか、どれだけ自分が成長できたか、ということがなによりも大切なのではないかと思います。

人として成長できるくらいに一生懸命に全力でひとつのことに向き合ってみてください。

絶対に変われます。

 

2021年 2月 21日 楽しく勉強するには??

お久しぶりです!

担任助手1年の佐藤杏美です!!

最近はすっかりあったかくなってきましたね!ヒートテックとの別れを惜しむ毎日です(´;ω;`)

 

ところで、みなさんは最近勉強が楽しいと感じる瞬間はありましたか??

学校で授業を受けたり校舎で受講したり定期テスト勉強をしたり・・・

皆さん恐らく毎日勉強していることだと思いますが、「勉強が楽しい!」と感じていますか?

 

こいつ、何頭おかしいこと聞いてるんだ!?

って思いましたか?すみません。。。

話は変わりますが、大学生にもテスト期間というものがあります。

余談ですが、うちの大学(東京女子医科大学医学部)のテストは、2週間で7科目、範囲は後期の授業全部。60点未満なら再試、再試で合格しなかったら一発留年、という恐ろしいものです、、、?

何とか突破せねば!と12月くらいからコツコツ勉強を始めましたが、最初はちんぷんかんぷんで講義資料を向き合うことすら苦痛でした。

そこから何とか理解を重ね、1月中旬、授業のまとめノートを作成し、過去問に取り掛かったとき、私は感じたのです。

 

「あれ、楽しい・・・」

 

これは決して私が勉強大好きだからとか、生物が得意だから、ということではなく、理解し、暗記し、問題が分かる、ということが楽しい!ということに気づいたということです。

最初は意味の分からなかったアルファベットの略語も、一つ一つに意味があって理解すべき概念があって、と気づいたらなんとも楽しいものに思えてきたのです!

前期の勉強の時はそんな境地には至れず、暗記の鬼と化していましたが、しっかり時間を取って勉強と向き合った今回、初めて勉強が楽しいと思えたのです。

楽しいものは続けられますし、長時間やっていても苦にならないので、おかげでなんとかテストも耐えられそうです。

 

私は最近のこの自分の体験から、皆さんに勉強を楽しむ、ということに一度目を向けてほしいな、と考えました。

一度分かってしまえば意外と勉強は面白いものだということを是非みなさんにも感じていただきたいです!

 

でもそのためにはまず苦しくても嫌でも勉強と向き合うことが大切です。

勉強は楽しくないから嫌だ、という方多いと思いますが、まずは楽しいと感じられるように少しずつ始めてみましょう!

そしたらきっと楽しいと感じられるようになるはずです!!

 

みなさんがなるべく前向きに勉強できるようにサポートしていくので、是非たくさん話しかけてください!

応援してます!!!

 

 

 

2021年 2月 15日 あなたは虫ですか?

こんにちは、吉祥寺校で担任をやっている飯島です。

今日のブログは飯島が担当するわけですが、実は吉祥寺校のブログは当番制でして、月に1度か2度「俺のターン!」ってな感じで各スタッフがブログを投稿することになっています。担当日というのは前月の末に決まるのですが、今この文章を書いている時点(1月の後半です)ではいつのブログになるかがわかっておらず、書く内容をちょいと迷っているところです。

なぜ迷っているのかというと、2月は入試シーズンということもあり、初旬か中旬か、あるいは下旬かという違いが明らかに受験生の皆さんの状況の違いに直結するからです。つまり、この文章がいつ皆さんに公開されるか、読まれるかによって、同じ文章でもみなさんに全く違う影響を与え得るわけです。もちろんブログなんで、その日に投稿されたものがいつ読まれるかなんてわからないわけですが。まあなるべくリアルタイムで追ってくれいている人向けに書きたいというのが筆者心理()というもの。

というわけで、今回は2月のいつに投稿されても大丈夫なように、なんとか内容を工夫して書きましたので、少々お付き合いを。え?担当日決まってから書けばええやんって?まあまあそう怒らず、たまには受験には関係ないちょい長い文章でも読んでゆっくり落ち着いて息をしましょう。主に現高3生向けですが、それ以外の皆さんも流し読みくらいはしてやってください。

冒頭で「2月は入試シーズン」と書きました。1月中旬に共通テスト(旧センター試験)が終わり、その直後から私立大学の入試がパラパラ始まっていきます(特に医学部が早いですね)が、入試が最も盛んに行なわれるのが2月です。共通テスト後、残りの入試が2月に始まり2月中に終わる、という人も少なくないでしょう。基本的には2月の後半につれて入試の難易度が上がっていきますので、多くの皆さんの第一志望校は2月の中旬から下旬ごろにかけて入試をやるのではないかと思います。上智とかなんか早いとこもありますがね。

今年の場合は最初の共通テストが1/16, 17に実施されましたので、それを受けた人はそこから2月に入るまで約2週間あったわけですが、「共通テストボケ」は解消されていますでしょうか。共通テストはセンター試験と同じく受験の基礎基本が詰まった試験です。科目によって多少毛色は変わったかもしれませんが、その本質はほとんど変わっていません。共通テストでできたこと、できなかったことをしっかり反省して、今の勉強に活かせているでしょうか。そして、私大や国公立2次の問題にむけて頭を切り替えられているでしょうか。少なくとも今日まで2週間以上あったんですから、多くの皆さんは大丈夫だと思います。特に基礎基本ができていない状態で私大の個別試験や国公立の2次試験に臨むなど自殺行為、飛んで火に入る夏の虫状態です。火の中に特攻していく虫の姿を想像してみてください。なんとも滑稽ですね。

まあでも虫でも虫なりに武装するという手はあります。基礎基本に多少の不安があっても、自分が飛び込んでいく火の中がどんな状況なのかよく知っていれば、それに応じた対策は練ることができるかもしれないというもの。受験で言えば、それは小手先のテクニックや過去問の研究などによる付け焼き刃の習得です。今までの過去問研究は、自分が受ける大学の問題を解くことでその大学が求めているものを知り、日々の学習に活かすためのものでした。しかし、直前期となればそうも言っていられません。たとえ付け焼き刃でもなんでも、業火を劈く刃を手にしなければいけません(鬼◯の刃は読んだことも見たこともありません)

その大学が聞いてこないようなことはもはややらないとか、こういう問題は出るからもう丸暗記しちゃうとか、普段の勉強なら絶対にやってほしくないことですが、直前期ともなればやむ無し。「受かりたい」と思うなら手段を選ばずやれることをやりましょう。ただし、他の人に迷惑はかけないこと。必要なら時に人を頼るのも良いでしょう。何も全てを一人で背負い込む必要もありません。「なるべく自分の力でなんとかしたい」という姿勢は非常に大切というか、本当にできるならそれに越したことはないのですが、それで思うようにいかなかったとか、心を病んでしまったとか、そういうことがあったらいけません。我々スタッフは受験生の皆さんの味方ですから、適度に頼ってください。

逆に、飛んで火に入る夏の虫状態ではない皆さん。油断したらあなたも虫同然になり得ます。今は冬のような時期とはいえ、受験という火は中々手強いです。できる限りの備えをして、火の中から生還してください。その学力、練り上げられている?(鬼滅は本当に読んでも見てもないんですが、某SNSのコラ画像でこの表現は覚えました。検索しないこと)。いや本当に、共通テスト成功した人は至高の領域を目指してください。完成がゴールだとすれば、どこまで行っても受験勉強に終わりはありませんから。貪欲に確実に点数を取りにいく勉強をしましょう。燃え尽き得るのは早くても受験が終わってから。

寒い鬼◯ネタをちょいちょい挟んでみたわけですが、現高3の方の多くはくすりともしていないと信じています。現高2以下の学年の皆さんは笑っていられるのも今のうち。1年後か何年後か、虫になっていないことを祈っています。飯島は程よく手を抜いた結果、虫の域(息)でした。洒落にならん。そんなんじゃ結果は今から見えていますね。……受験はやり直せても、現役での受験はやり直せないぞ。

 

最後に!今年受験する皆さん!!

もう残りは短い!最後まで全力でな!!

 

吉祥寺校 飯島

 

 

2021年 2月 14日 「勝者」とは(精神論的なお話です)

こんにちは、担任助手1年の片倉 悠希です。

2月も今日でちょうど折り返しですね。2月というのは学年問わず「勝負」の時期です!

受験学年は個別試験の真っ只中という人も多いはず。泣いても笑ってもあと少しです。最後までベストを尽くしてほしいと思います!

そして低学年にとっては新学年まであと少しといったところで節目の時期です。同日試験でモチベーションが高まり、やる気に満ち溢れていた人も多いと思いますが、「継続」できてますか?

新学年まで残り1ヶ月半です。ここで再度気を引き締めて、新学年にいいスタートを切れるようにしていきましょう!

 

ところでみなさん

先ほど2月は勝負の時期と言いましたが、勝負事に必ずついてくるものは何でしょう?

 

 

 

 

そう、「勝ち」「負け」です。これは残酷なことにどんな勝負事にも必ずついてきます。

受験という勝負においてもそうですよね。

志望校に合格したら勝ち、そうでなければ負け。

勝敗というのはこのように「結果」としても現れてくるものです。

当然みなさんは受験において結果としての「勝利」を手にするために、高校生という素晴らしい青春の期間にひたすら机に向かって勉強に取り組んでいるのだと思います。

 

でも残酷なことに、どれだけ頑張っても

結果論的に言えば負けるときは負けます

かなり厳しいことのようですが、これが事実です。

 

先月のブログで自分の部活時代の話をしましたね。

結果的には全国レベルの強豪校に惜敗という形で引退しましたが、引退式のときにエースの子が

「どれだけ頑張っても敵わない相手がいるということを思い知った」

といっていたことが今でもすごく印象に残っています。

彼は野球センスが抜群に良くて、投げる球もすごく速く、正直もっと上のレベルの学校でも余裕でエース番号を取れるほどの実力はあったと思います。

そんな人からでもこういう言葉が出てくるときもあるんです。

勝敗という結果は本当に残酷なものですよね。

 

 

しかし本日皆さんに伝えたいのは受験が残酷な勝負の世界だという話ではありません。(もちろんそうであるとは思いますが)

ここまでの話の中で僕が仕切りに使っていた言葉ってなんだかわかりますか?

 

 

「結果」というワードです。

「結果としては」とか「結果論的に言えば」とか使ってますよね。

これが本日伝えたいことに大きく関係しているのです。

 

みなさんは「勝者」と聞いたらどんな人のことを思い浮かべますか?

おそらく試合に勝った人とか、受験においては第一志望校に合格した人とか、そういう人たちのことを想像すると思います。

もちろんそれも正解です。結果として見える形で「勝利を手にしている人たち」なわけですからね。

 

でも僕の持論としては、

結果としての勝利を手にした人達だけが勝者というわけではない

と思うのです。

 

「勝利」という最高の結果を求めて勝負しているわけですから、当然結果も大事です。

しかし、勝利には 運 も左右してくるものだと思います。

受験なんて特にそうですよね。

自分の得意な分野が多く出ることもあれば、苦手な分野が多く出ることもある。

咄嗟の閃きが来るときもあれば、いくら考えても全然思いつかないときもある。

結果なんてそんなものなんです。

 

だからこそ僕は結果よりも

「今まで歩んできた過程」

を大事にするべきだと思ってます。

 

先ほども言ったように、結果には運がつきものです。

ですが過程というのは嘘をつきません

 

自分のなかの邪念や周りにある様々な誘惑に打ち勝ちながらひたすらに勉強し続けた、という過程。

後になって振り返ったときに自分のなかで後悔が残るように過ごしてしまった、という過程。

 

これらの過程は紛れもなく真実です。そこに運などの要素はありませんよね。

 

よって、僕のなかでの勝者の定義は

「自分の過ごした過程に納得できた者」

というものになるのです。

よく「己に勝て」とか「自分に負けるな」という言葉を耳にすると思うのですが、これらって結局こういうことなのではないでしょうか。

 

たとえどんな結果に終わっても、その時点の自分がそれまで過去の自分が歩んできた過程に本当に納得できるのであれば、それは間違いなく「勝利」だと思います。

 

結果としての「勝者」になるには運の要素もかなり必要にはなりますが、この意味での「勝者」になるのは自分の行動次第で可能です。

 

 

現に僕は前述のように高校野球において結果的には「敗者」になっています。

でも僕自身が過ごした野球生活になんの後悔もしてないし、終わった瞬間は達成感に満ちていました。

なぜかは先月のブログを見ればわかるのではないかなと思います。

その際も語りましたが、あの3年間は本当にいまでも最高の財産です。

 

もちろん野球だけじゃないです。

約1年前のセンター試験。結果的には完全に負けました。

ですが「なんのために勉強してきたんだろう」とはならなかったんです。

もちろん終わった瞬間はそういう気持ちにもなりましたが、今となってもあの日々に後悔はないし、逆にあの経験がなければしょうもない人間になっているだろうなと思います。

 

このように僕は高校時代にたくさんの挫折を経験しましたが、今となってはあそこで這い上がって「勝者」になることができたあのときの自分に心から感謝しています。

(大学生活も負けないぐらい頑張らないと、、、)

 

 

さて新高3生のみなさん!!!

みなさんも1年後には大勝負を迎えているということになります。もうそういう時期です。

先ほども言いましたが、皆さんは今第一志望校合格という「結果としての勝利」を目指して勉強している最中だと思います。

 

しかし、自分との闘いで勝者になれないような人が、結果としての勝利も掴めるはずなどありませんよね?

だって自分自身の軌跡に納得できてないわけですから。

自信を持って本番の試験に臨めるはずもありません。

 

この一年間、様々な挫折やしんどい時期もあると思います。

でもそのような時期に「自分に勝つ」ことを繰り返していくことで、結果的にも勝利を掴み取れるのだと僕は感じています。

もう勝負は始まっていますよ!!!

今からでも遅くないです。

本気になって勝ちにいきましょう!!!

 

 

そして受験生のみなさん

国公立二次試験まであと13日というところで、既に全ての受験を終えた人もいればこれから受験の山場を迎える人もいることでしょう。

もう一度言いますが、全て終わって振り返ってみたときに「全力を出し尽くせた」と感じられれば、それは立派な勝利です。

もちろん結果が出てこそ「今までの血の滲むような勉強の日々が報われた」と感じることができるのでしょうが、この経験は必ずこの先の人生に活きてくるはずです!!!

(僕もみなさんとは1年しか変わらないので偉そうなことは言えませんが)

 

ここまで努力することができた自分を誇りに思って、次のステージへ羽ばたいてほしいと思います!!!

これが僕からのみなさんへのラストメッセージです。

 

 

まだ試験が残っている人は、最後の一瞬まで全力で!

精一杯力を出してきてください!!!

 

 

P.S. 今日はバレンタインデーなんですね!

昨年まで6年間男子校で育ったので、人生においてほぼ無縁なイベントです笑

少しでも何かいいことがあるといいですね!!!

 

 

2021年 2月 13日 東大の授業について

 

こんにちは。

担任助手2年の羽生桑太です。

 

今更感はありますが、僕の通う大学の話をしようと思います。

とは言っても、語ろうと思えば語れることは無限にあるので、今回は東大(2年生まで)の授業に絞って話をします。

 

東大は入るための勉強はもちろん、入ってからの勉強もものすごく大変です

課題や試験の量もそうですが、それに求められる質のレベルも、他大学に比べると圧倒的に高いです。

授業時間も1コマ105分もあります。多くの大学は90分なのを踏まえると長いですね…。

 

東大の教育課程はちょっと特殊です。

1・2年生は「前期課程」といって、全学生が教養学部に入学します。キャンパスは駒場です。「教養」という名だけあって、前期課程は幅広く学ぶことができます。

3・4年生は「後期課程」といって、各学生が学びたい専門分野に応じた学部に進学します。キャンパスは赤門がある本郷。ちなみに僕は、主に法学や政治学を中心に学ぶ「法学部」に進学する予定です。

2年生の夏頃には進学選択(通称「進振り」)があります。ここで後期課程の学部(専門)が決まるわけですが、必ずしも自分の行きたい学部に行けるというわけではありません。各科類から各学部への進学には定員数が定められていて(例えば文科二類なら経済学部への進学枠が多め)、2年前期までの成績順に進振りは行われます。

 

さて、授業の話に移りましょう。

 

1年時は必修の授業が多いです。

 

その中でも存在感が大きいのは、第二外国語でしょうか。週に2〜3コマあります。

東大1年時はクラスで活動する機会が多いのですが、このクラスは入学前に選択する第二外国語に応じて決まります。(ちなみに、スペイン語のクラスはサッカー好きが多かったり、韓国語のクラスはK -POPファンが多かったりと、第二外国語とクラスの雰囲気にはそれなりの関係がありそうです。)

僕はフランス語選択でした。ネイティブの教授からも習っていたので、かなり生きたフランス語が学べましたね。(最も苦手な科目の一つでした。)

ちなみに東大入試の英語で高得点を取ると、TLP(トリリンガル・プログラム)という特別なプログラムを履修することができるらしいです。第二外国語を本気でやりたい人は、英語を人一倍頑張ってみるといいですね。

 

もちろん、英語の授業もあります。

高校までの英語の授業同様、少人数で行われる読解中心の授業があります。

しかしそれだけでなく、1年時はALESS /ALESAFLOWといった、もっと実践的な英語の授業もあります。

「ALESS /ALESAってなに?」ってなると思います。簡単に言えば、英語の論文を書く授業です。これが相当ハードで、駒場の学生の多くが「最も苦しんだ」と言うレベルです。ちなみにALESSは理系向け、ALESAは文系向けの授業です。

FLOWはスピーキングが中心の授業です。「英会話が苦手」という人もご安心を。FLOWはレベルが6段階に分かれており、自分の希望するレベルのクラスで受講することができます。

 

必修は他にも、高校の保健体育に近い身体運動・健康科学実習(通称「スポ身」)や、少人数で行われる初年次ゼミナール(通称「初ゼミ」)なんてのもあります。

必修のほとんどは少人数授業で、クラス単位では行われないものもあるので、新しく友達ができたりもします。

もちろん大学生なので、必修以外にもたくさんの授業があり、学生は自分の好きな授業を履修することができます。1年時はだいたい週12〜15コマくらいが相場でしょうか。

東大1年は専門分野に限らずいろんな勉強をさせてもらえるので、まさに「教養学部」って感じですね。

 

さて次に2年生についてです。

 

さっき「東大は入った後も大変!」なんてことを言いましたが、実は東大の2年って結構暇なんです。

1年生の時に単位が取れていれば、2年生(特に前期)はそこまで多くの授業を履修する必要がありません。中には週に5コマしかないみたいな学生もいます。

なので2年の前期は、サークルやバイトなどの課外活動に打ち込む人が多い印象です。(ただしコロナが流行っていたのもあって、今年の2年の前期はかなり虚無でしたね…。)

 

後期課程が始まるのは厳密には3年からなのですが、進振りが行われるのが2年の夏であるため、2年の後期は授業のほとんどが後期課程の専門科目になります。

僕は法学部内定者なのでここでは法学部についてしか書けませんが、後期課程は前期課程と比べて授業の内容が深くて分量も多く、単位や点数を取るのも難しい感じがします。

 

東大法学部は法律や政治を学ぶ学部なので、講義の名前も「憲法」「民法」「刑法」「国際法」「政治学」「国際政治」といった感じです。

「それって面白いの?」って疑問を持つ人も多いと思いますが、「面白いのもあるし面白くないのもある」ってのが僕の答えです。

実際の授業の面白さは、教授によるところも大きいです。つまらない教授は授業もつまらないし、面白い教授は授業も楽しいです。

 

1月末から2月初めにかけて初めて法学部専門科目の試験がありましたが、ものすごく大変でしたね。

特に試験前の約2週間は一日10〜13時間くらい活字と睨めっこしていました。ここまで勉強したのは受験期以来です。

つらくないと言ったら嘘になりますが、「受験期あんなに頑張れたんだから」と自分に言い聞かせながら、なんとか乗り越えました。

 

大学は高校までと同様に「学ぶ場」であるといえど、その質はガラリと変わります。

「学んだことをそのまま自分の中に蓄積していく」のではなく、「学んだことを生かして自分なりの考えを持つ」ことが重要になります。

試験やレポートでもその力が求められます。ただ暗記したことを書いたり、習った公式に数を当てはめていったり、といった勉強は高校生までです。

大学は「知を生み出す」場です。その覚悟をもって、自分の志望する大学に向け努力して欲しいと思います。

 

大変なことも多い大学生活ですが、今は長い(約2ヶ月の)春休み期間です!

リラックスしつつ、自分の将来と社会への貢献のため、休み中も勉強や課外活動などを頑張ろうと思います。

 

東進ハイスクール吉祥寺校には、いろんな大学に通う担任助手が揃っています。

それに応じて、担任助手にあるバックグラウンドや考え方、興味、性格は十人十色です。

大学受験は「大学に入るための準備期間」です。

いろんな担任助手と喋って、いろんなことを吸収して、「他にはない、唯一の存在である自分」を築き上げてくださいね。